勉強

会社法・商登法の進捗(2月を終えて)

2月は会社法・商登法の後半のテキストを読み進め終える予定でしたが、3日分ほど未達となりそうです。ただ、新株予約権、募集株式、組織再編、持分会社といった大物テーマを乗り切り、また記述式ではあなどれない支店の移転なども通過し、少し気が楽になりました。

これらは、合格後に司法書士事務所を開業したときに力を入れていきたいと考えている分野なのですが、もどかしいことに、正直、試験対策としてはまだ苦手意識が強いところです。これまで本試験や模試でも、このあたりの設問になると特に気後れするのでした。

今はまだ知識が定着していないのが実際ですが、記述式の学習を並行して行うことで、多少なり、いやけっこう、相乗効果をもたらしています。

私はこれまでの仕事で都合20年間、企業の活動する様をつぶさに見てきて、現場の様子はよーく知ってるつもりです。会社分割とか、増減資、募集株式を駆使した債務整理、M&Aなどを、商業・不動産登記簿を含めてつぶさに見てきましたが、司法書士試験における会社法の理解は、異次元なほど難しい……でもそれだけに、やる価値があるものだと思ってます。

数年来のお付き合いがあった社長が言ったことを今でも覚えています。

2016年のこと。その会社は当時、M&Aで社員1000人規模まで成長して、さらに規模拡大をしようとしていたときでした。私が会社(前職)を辞めて司法書士になると言ったら、「資格をとったらいろいろ教えてほしい」と珍しく頼ってきました。いつもは私がいろいろ教えてもらう側だったし、この会社はもう何社も企業買収をしてきた実績があるのに、です。

法律の知識は、多くの人が求めています。私にはその顔がみえているので、それが大きなモチベーションになっています。